2008年3月の読書
男のお洒落はディテール(細かな事柄)の集積です。ディテールを知るために学習が必要なのです。なぜネクタイ幅がそうなったのかは歴史的な理由が十二分に存在します。それを知った後に、たとえば8センチ幅のネクタイを締め、個性を表現することができるようになれば、自ずとお洒落は上達します。9センチの理由を知り、8センチ幅のネクタイを締めるのと、知らないままに8センチ幅を締めるのとでは、他人に対する印象はがらりと変わります。前者はそれ相応にスーツやシャツとのバランスに気を使うようになるからです。
[新版]男の服装術 スーツの着こなしから靴の手入れまで
上は序文からの引用です。「スーツの手入れ方法をちょっと調べようかな」と軽い気持ちで手に取った私には重すぎる言葉です。このように全編を通して「男のお洒落」に関するディテールが満載です。その迫力に圧倒されて、役に立つのかなと感じる余裕はありません。
最近私の印象ががらりと変わったのは、ディテールに精通したからです。太ったためではありません。
- 作者: 細谷功
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2007/12/07
- メディア: 単行本
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一方で「桁があっていればいい」的な推定は使いどころを間違えると、つめがあまくなるのですごく危険です。仮説思考に対する「検証」をいつどの精度でやるかは、上手く実践できていません。検証をしない仮説はただの思いつきですよね。
- 作者: ポール・R・シーリィ,神田昌典
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2001/09/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ステップ1:準備 目的を明確にする事
ステップ2:プレビュー 本書の大枠をつかみ、キーワードを抽出する。これを5分以内に実施
ステップ3:フォトリーディング フォーカスをずらして本を見る事により、
深層意識に内容が刷り込まれる
ステップ4:アクティベーション
その1:ポストビュー 質問を自らに問いかける。答えは探さない。
プレビューとあわせて15分程度で実施
その2:スーパーリーディングとディッピング 疑問に対する答えを探す。
議論の流れを意識する
その3:マインドマップを作る
ステップ5:高速リーディング 最初から最後まで通して読む
大部分は良いのですが、肝心のフォトリーディングの価値がさっぱり分からない。価値の有無を証明するのは難しそうですから、もうちょっと気長に試してみる事にします。某氏はセミナーに行くらしいので、感想をお待ちしております。
人月の神話―狼人間を撃つ銀の弾はない (Professional computing series (別巻3))
- 作者: Jr.,フレデリック・P.ブルックス,Frederick Phillips,Jr. Brooks,滝沢徹,富沢昇,牧野祐子
- 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
- 発売日: 2002/11
- メディア: 単行本
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肝心の本書の感想は後で書きます。
アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣
- 作者: Venkat Subramaniam,Andy Hunt,木下史彦,角谷信太郎
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2007/12/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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