入院日記 健康診断編

 きっかけは胃カメラを使った検診でした。胃カメラを飲んだ理由はごく単純です。会社の検診という事で無料で受けられるし、鼻からの胃カメラは楽という『噂』*1だし、30を過ぎたから健康診断のオプションを増やした方がいいだろうし。とまあこんな感じです。
 そんな軽い気持ちで受けた検診でしたが、結果十二指腸に3cmくらいのポリープが見ったのです。見つかった瞬間、先生のうれしそうな事。「ほら、こんな大きいのが!」。そんな事を言われてもこちらにはモニターを見る余裕はありません。ただひたすら一瞬でも早くおわる事を祈るのみです。鼻からの胃カメラは、先生と対話できるのも売りみたいですが、こんな時に対話なんて楽しみたくありません。
 その後の検診では結構脅されました。いわく「悪性と良性の中間だからいつ悪性になるか分からない」とか「大きさに比較して調査できた部分は限られているから、悪性部分が隠れているかもしれない」とか「取ってみないと裏に何があるか分からない」とか。一瞬落ち込みましたが、根本属性が楽天主義なのであまり本格的な治療に挑む事と成りました。

*1:これは飲んだ瞬間に「騙された」と思いました。ちっとも楽じゃない